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救急隊員3人を書類送検 ストレッチャーから女性転落 体を固定するベルト締めず 業務上過失傷害の疑い 女性はおよそ1か月半後に死亡 広島・三次市 

去年、広島県三次市内で、転院のため搬送中だった80代の女性がストレッチャーから転落し、その後、死亡した事故で、警察は9日、救急隊員3人を「業務上過失傷害」の疑いで書類送検しました。 去年4月、備北地区消防組合の救急隊が、三次市内の病院に入院していた80代の女性を転院させるためストレッチャーに移しました。その後、70センチほどの高さまで持ち上げた際、バランスを崩し女性は床に転落しました。女性は、頭と肩を打ち、急性硬膜下血腫と診断され、およそ1か月半後に死亡しました。警察は転落と死亡の因果関係を捜査してきましたが、捜査関係者によると、9日付けで救急隊員3人を「業務上過失傷害」の疑いで、広島地検に書類送検しました。備北地区消防組合によると、当時、ストレッチャーに体を固定するためのベルトは、締められていなかったということです。 【2024年5月9日】

12:59