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「広島で起きたことをこれからも伝え続けることが大事」 池上彰さんがG7広島サミットを振り返る

ジャーナリストの池上彰さんが被爆地で開かれたサミットをトークショーで振り返り「広島で起きたことをこれからも伝え続けることが大事」と語りました。 池上さんは5月19日、広島テレビが開いたサミットから1年を記念したイベントに出演しました。 ■ジャーナリスト 池上彰さん 「アメリカ以外にも核保有国の首脳も来て一緒に(慰霊碑に)献花をしたというのが本当に平和の大切さや広島の悲惨さをみんなに知ってもらう絶好のチャンスだと思いながら見ていた」 会場には、原爆資料館が保管する被爆資料や、平和公園で発掘された生活用品のほか、被爆前の日常をカラー化した写真が展示されました。 また、バイデン大統領が原爆資料館で書いた「芳名録」の実物と、アメリカから持ち込んだ折り鶴も置かれました。 特設ステージでは池上さんが被爆地で開かれたサミットの意義について語りました。 ■ジャーナリスト 池上彰さん 「G7の首脳たちが献花をする、そういうものを見ると、中国やロシアにはプレッシャーだったと思います。ロシアのように核を脅しに使うということに対する世界的な風当たりの強さというのはおそらく実感したでしょうね」 ■広島テレビ 長島清隆アナウンサー 「被爆地広島だからできること、広島がどういう役割を果たしていくことを期待されるか」 ■ジャーナリスト 池上彰さん 「ロシアのプーチン大統領が核をかざして脅しをしている。本当に衝撃的なこと。でもこれは逆に考えると核兵器がいかに危険なものなのかを知っているからこれを脅しに使おうとしている。何で危険なものだと知ってるかというと、広島長崎の惨状を人々がずっと伝え続けてきたからということ。私達は、折に触れて、広島で何が起きたのかっていうことを伝えていかなければいけないし、それが本当に大事なことになるなと思います」 (2024年5月20日放送)

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