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親愛なる、
世界中の学校の先生へ

広島テレビは、人類史上 最初の被爆地となった広島市に本社を置くテレビ局です。
開局から60年に渡って、核兵器が人類に何をもたらすのかを取材し、報道しています。
その蓄積された映像の中から、世界の教育現場で活用いただける「視聴教材」を制作しました。

協力をいただいたのは広島市教育委員会です。
以下のような目標と基本的考え方を掲げ、広島市で学ぶ若い世代の平和教育に取り組んでいます。

ぜひ、この「視聴教材」をあなたの授業でご活用ください。
世界の恒久平和を実現していくために--- 広島テレビ放送

1 広島市の平和教育について

(1)目標

ヒロシマの被爆体験を原点として、生命の尊さと一人一人の人間の尊厳を理解させ、国際平和文化都市の一員として、世界恒久平和の実現に貢献する意欲や態度を育成する。

(2)基本的な考え方

被爆体験の風化や若い世代を中心とした平和意識の低下、希薄化が懸念される中、人類史上最初の被爆都市であるヒロシマの子どもたちは、被爆の実相等の事実に学びつつ被爆体験の意味を再認識し、それを次世代へ語り継いでいく役割を担っている。
したがって、広島市の子どもたちには、平和と人権を尊重し、世界の人々と手を携えて、世界恒久平和の実現に向けて行動することができる普遍的価値観を育成していくことが極めて重要である。これは、教育に携わる者のみならず、全ての広島市民の真摯な願いである。
こうしたことを踏まえ、広島市においては、子どもたち一人一人に被爆体験を確かに継承し、世界平和の実現に貢献しようとする実践的な態度を育成することを最重要課題と認識し、平和教育の目標の具現に向け、取組を進めている。