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昨日はドキュメンタリー番組のナレーショ入れがありました。
広島テレビで明日深夜放送のWATCH「いしぶみ2022 最後のレクイエム」です。
本川沿いに建つ県立広島第二中学校の慰霊碑。
77年前、学徒動員中に原爆で全滅した1年生、323人の名前が刻まれています。
50年余り前、その遺族の手紙や証言を基にしたレクイエム「碑」が作られ、広島二中の後身、観音高校・合唱部の卒業生によって今も歌い継がれています。
番組では、長年合唱の指揮を執ってきた男性の引退前最後となる演奏会に密着しています。
私がこの「碑」を初めて聞いたのは12年前。
傷ついた息子に「お母さんよ 助けにきたのよ 家にかえろうね」と語りかける母親、
父の歌う好きな軍歌を聴きながら亡くなった少年…
リアルな歌詞に涙があふれたのを覚えています。
そして今、まさに中学生の母となった私は、あらためてこの「碑」を耳にし、胸をえぐられる思いと共に、平和を守る大人の責任を感じずにはいられません。
明日29日(土)深夜、日付が変わった0時55分からの放送です。
歌い継ぐ人々の思いも是非感じてください。
(ドキュメンタリー番組を作っている編集室です)