



※時間変更の場合あり※時間変更の場合あり
アメリカ人の映像作家アリ・ビーザーさんは、母国の人に被爆の実態を伝えようと原爆に関するドキュメンタリー作品を制作している。アリさんの祖父、ジェイコブ・ビーザーさんは広島に原爆を落とした「エノラ・ゲイ」と長崎に落とした「ボックス・カー」、2つの B-29 に搭乗していた唯一の人物。アメリカの学校で、原爆投下は戦争を早く終わらせるためだったと学んだアリさん。しかし、被爆者の話を聞いたことでその考えは変わっていった。
一方、アリさんの活動を支えるのは、長崎に住む被爆三世の原田小鈴さん。原田さんの祖父、山口彊さんは仕事の出張で訪れた広島で被爆。さらにその3日後、大やけどをしながらたどり着いた故郷の長崎で再び被爆した「二重被爆者」。原爆投下から78年、あの日キノコ雲の上と下にいたアメリカ人と被爆者の孫が国境を超えて平和を訴えている。
BACKNUMBER