ANNOUNCER
今週、私にとって特別なニュースがありました。
パーキンソン病患者にiPS細胞移植の治験が始まったというニュースです。
この時をどれほど待っていたことか…。
一昨年他界した母は、約20年間、パーキンソン病で苦しみ続けました。
子育てが一段落し、ようやく自分のための時間を!という矢先、49歳での発症でした。
元気な同世代は、旅行に行ったり、孫と触れ合ったりしているのに、
母の第二の人生は、病気との長い闘いに占領されました。
iPS細胞でパーキンソン病が治る時代がくるかもしれないという話を耳にしたのは、
10年ほど前の事。
以来、私は母に、「病気が治るまでもう少しの辛抱。それまでがんばろう!」と
言い続けてきました。
いつか病気が治り、今度こそ、明るい第三の人生が待っているはず…!
その願いは叶いませんでしたが、
今回のニュースで、生きる希望を与えられた方がたくさんいらっしゃると思うと、
胸が熱くなります。
治験の成功と、一日も早い治療への実用化を願います!