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利き手の右手を怪我し、ギブス生活になった長男は、先月中旬からリハビリを開始。
週に3日、学校から帰った後、一人で電車に乗り、リハビリの病院に通っています。
リハビリ初日は、私も息子に付き添いました。
手術から3週間、ギブスで固定されていた右手でしたが、理学療法士の先生に
「すごい!親指以外の指がよく動くね~!」
と驚かれました。
どうやら、動かしにくい中でも、大好きなゲームだけはめげずにやり続けていたのが、
リハビリ代わりになっていたようです。
ゲームのやりすぎも、時にはいいことがあるねと大笑いしました。
それにしても、リハビリって地道なんですね~。
息子の場合、断裂した親指の腱が安定するまで、親指を内側に曲げる動きができず、
先週までは親指を外側へ開く動きと、親指以外の指を動かす練習だけをひたすら行いました。
プロ野球選手のリハビリのニュースをよく耳にしますが、
こういったわずかな動きを一つ一つ繰り返すところから、復帰を目指すんですね。
その道のりは、どれほど不安で苦しいものだろうと想像しました。
そして、患者に寄り添う理学療法士の存在の大きさも実感。
息子の担当者は若い男性の方で、毎回ゲームやアニメの話をしてくれるらしく、
大変なはずのリハビリも、楽しそうに通っています。
それにしても、この度の大けがで一つ分かったことがあります。
それは、親バカですが、長男が結構いい性格をしているってこと。
利き手が使えず不便なはずなのに、この1か月余り、
愚痴や弱音をほとんど聞いたことがありません。
以前と変わらず明るくて、
ギブスも「つけていると周りのみんなが気遣ってくれる」と話していました。
当たり前のように左手で箸を持ち、いつの間にかキレイな字も書けるように!
「両利きになった」と、なんとも前向きです。
その器用さと、順応性の高さには驚かされました。
唯一、野球部の練習ができないのが残念そうですが、
病院で自ら「野球のボールをいつから投げられますか?」と医師に質問。
我慢の時間が、彼の野球熱を高めたような気もします。
完治後の上達に期待です!