2012年2月21日

開幕ダッシュへ3課題

1月29日から2月10日まで、13日間の沖縄1次キャンプを終えたサンフレッチェ広島は現在、2次キャンプ地の宮崎にて、Jリーグ開幕に向けた最終調整に入っています。

2次キャンプでのテーマは、三つあると思います。

まず一つは、新加入選手(移籍組)とのコンビネーション強化です。リベロのポジションでレギュラーが期待される千葉和彦は、持ち前のクレバーなサッカーセンスを発揮し、既にチームの中心としてプレーしています。1対1の守備は当初から想像していた通りの能力を発揮していますが、それ以上に注目すべきは、最終ラインから最前線に繰り出されるクサビの縦パスです。それによって攻撃のスイッチが入るスタイルは、今シーズンの新たな攻撃パターンになるのではないでしょうか。

一方、昨年のチーム得点王・李忠成の抜けた穴を埋めるべく補強した石原直樹ですが、まだ、本来の力を出し切れていないものの、日に日に攻撃陣とのコンビネージョンが良くなってきています。今後、日々のトレーニングを通じ、また、キャンプ中にチームメートと共に生活する中で、コミュニケーションを密にして課題を克服してほしいと思います。

次に、二つ目のテーマに挙げたいのが、若手選手の強化です。1年という長いシーズンを戦い抜くためには、間違いなく彼らの力が必要です。主力選手と若手選手の力の差が歴然とある今、これをどれだけ縮めることができるかが、大きなポイントとなるでしょう。そんな中、今現在、森保監督の高評価を受けているのが、3年目の大崎淳矢とユースの野津田岳人です。この他にも、平繁、石川など、大いに期待される選手がいますので、彼らがどれだけ主力選手を脅かす存在になるかが、大きな課題だと思います。

そして、三つ目のテーマが、守備力の強化です。監督就任会見で、指揮官自ら口にしたのが、このテーマです。守備力強化とは、失点数を減らすことが大前提であるのは言うまでもありません。しかし、森保監督の考える真の守備力とは、得点を奪うための攻撃的な守備を意味します。相手ゴールにより近いエリアでボールを奪い、素早く攻撃に転じて得点する。いい守備があるからこそ、いい攻撃ができるのです。すなわち、守備力を上げることによって攻撃力が高まる、と言えます。組織的な守備から素早い攻撃ができれば、これまでになかった、新たな攻撃スタイルが見られるのではないでしょうか。

以上、三つのテーマをクリアにしたとき、サンフレッチェ広島の開幕ダッシュが実現するでしょう。


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