NEVER AGAIN 特別番組
希望の光 オスロから
★出演 |
箕牧智之(日本被団協代表委員) 甲斐なつき(高校生平和大使) |
~ノーベル平和賞受賞 そして、被爆80年へ~
日本被団協が今年のノーベル平和賞を受賞し、長年核兵器廃絶を訴え続けてきた被爆地・広島は喜びに包まれた。核兵器が2度と使われてはならないことを被爆証言を通じて訴え続け、核兵器は道義的に許されない「核のタブー」を確立したことが世界で認められた。また、「被爆者の経験とメッセージを次の世代に引き継いでいる」ことにも触れられた。高校生平和大使ら若い世代の取り組みにも背中を押された。
一方で、世界の核兵器保有数は未だ1万2000発を超える。また、ロシアはウクライナ侵攻を続け、「核の脅し」で使用をちらつかせる。さらにイスラエルのガザ地区での戦闘など各地で争いは絶えず、核兵器使用の危機は増している。
ノルウェー・オスロで開かれた授賞式でフリードネス委員長は「暗闇の中で光をみつけ、将来への道を模索する、それは希望を与える行為です」と被爆者らをたたえた。オスロに灯った「希望の光」をまもなく訪れる被爆80年につなぐ。