2025年を“変化の年”と
位置づけた新井貴浩監督。
その真相を探るべく
鍛錬の秋の裏側で指揮官を追った！
見えてきたのは常勝カープ再建に
向けたある構想だった。

2025年を“変化の年”と位置づけた広島東洋カープ新井貴浩監督。その真相を探るべく宮崎県日南市で行われた秋季キャンプで指揮官を追った。変わったのは練習量。最重要課題である得点力向上へ、選手たちが悲鳴をあげながらバットを振り込む日々。「野球人生で一番振った」と振り返る選手たちも少なくなかった。そこには新井監督が掲げる“強い選手を育成”するための狙いがあった。

“25年の新井流”に迫ったのは広島東洋カープ元監督・山本浩二。
現役時代、無名の存在だった新井を「我慢して」起用し不動の４番に育て上げた。
そんな恩人だからこそ新井が漏らした本音。
スペシャル対談で就任３年目のビジョンが見えた。

すべては2024年のあの歴史的大失速から。チームメイトの証言で明かされた葛藤と苦悩。
「だからカープは変わらなければいけない。」プロの厳しさを誰よりも知る新井貴浩ならではの決断だった。