2012年7月 3日

サンフレスタイルを貫け

首位・ベガルタ仙台と2位・サンフレッチェ広島の直接対決は、両チームともが90分間を全力で戦い抜き、首位攻防戦にふさわしいプロフェッショナルな白熱した好ゲームになりました。一時は逆転しただけに、勝てた試合だったと思いますし、それだけに悔しさの残る試合でもありました。

勝ちきれなかった原因を探ると、やはり、後半34分、最終ラインでのミスから生まれた失点が挙げられるでしょう。しかし、これは、「諸刃の剣」なのです。

最終ラインからボールをつなぎ、相手ゴールに迫るという特異なスタイルは、一方では非常に効果的な武器になりますが、他方では大きな害を与える危険性も持ち合わせています。

この失点は、後者の危険性がからんでしまったということです。しかし、この試合では、もう一方の効果的な武器になったシーンが数え切れないほどあったのも事実です。その象徴的なシーンが、サンフレッチェの2得点目に凝縮されています。

後半19分、サンフレッチェ自陣の最終ラインで、相手がプレスをかける中、通常であればリスクを回避して大きく前へ蹴り出してもおかしくない状況でした。しかし、選手たちは、落ち着いてパス交換し、前線にフィード。それを青山から高萩へ、そして最終的には、浩司が芸術的なボレーシュートを決めたのです。

以上のように、サンフレサッカーのスタイルが「諸刃の剣」という一面を持っている以上、失点したシーンを悔やんで、自分たちのスタイルを変えるのではなく、あえてそこにチャレンジしていくことが重要なのではないでしょうか。

リーグ戦はまだ、半分も消化していません。これから、中盤、終盤にさしかかってくれば、これ以上に緊張感のあるシビレる試合がやってくるでしょう。そんな中でも、自分たちのサッカーをどれだけ伸び伸びと発揮できるかが、重要になってきます。

自分たちのサッカースタイルを貫き通すこと。
それが、Jの頂点に立つ条件です。

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