2012年5月15日

守備意識の再確認を

サンフレッチェ広島は、第11節・横浜F・マリノス戦で3対1の完敗を喫しました。
チームは、この敗戦で、今シーズン4敗目となりましたが、これまでの3つの負け試合は、決して悲観するものではありませんでした。自分たちのサッカーをやり抜いた上で、結果として負けただけだったからです。しかし、今回は、今シーズン初めていいところなしで敗れた、ショッキングな敗戦と言えるでしょう。

敗戦の一番の原因は、前半6分に先制した後、気持ちの部分で受け身にまわってしまったことにあると思います。先制した後、しっかりブロックを形成して、カウンター狙いの戦術を全員が徹底していれば、問題はなかったと思うのですが、「何となく受けてしまった」(森保監督)ことで、相手に付け入られてしまったのです。

しかし、この試合は、それ以上に気になったことがあります。それは、守備におけるマークの甘さです。その象徴的なシーンが、前半38分の1失点目です。

サンフレッチェの右サイドを崩されてクロスを上げられ、それをファーサイドでマルキーニョスにヘディングシュートを決められたわけですが、ここで指摘したいのが、クロスを上げられたシーンです。あまりにも易々とクロスを上げさせていることが気になるのです。
何が何でもクロスを上げさせないというチャレンジが、そこにはまったく感じ取れませんでした。それは、このシーンだけではなく、一つひとつの局面で、こういう守備の甘さが目立っていたように思います。こういうことは、開幕当初では考えられない光景です。

今シーズン、開幕から好調を維持してきた要素は、安定した守備にあったはずです。そこに確固たる自信があったからこそ、攻撃にも多彩なアイディアが生まれて好影響をもたらしていたのではないでしょうか。

しかし、柏戦(2失点)と横浜FM戦の2試合は、チームのベースとなる守備が、開幕当初から比較すると、多少甘くなってきているのではないかと思うのです。

少しのほころびを放っておくと、あっという間に取り返しのつかない状況に陥ってしまいます。そうならないためにも、今のうちに、守備意識の再確認をする必要があります。

森保サッカーの原点は、全員の守備意識の高さにあります。そして、それがチームの自信となって、サンフレッチェの攻撃サッカーが生まれるのです。


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