2012年4月23日

ミラクルを呼び込んだ団結力

公式戦2連敗中のサンフレッチェ広島にとって、絶対に落とせない試合となった名古屋戦は、後半17分に先制を許し、敗戦濃厚となりました。しかし、後半ロスタイム、太陽の男・森脇良太が起死回生の同点弾を決めて、価値ある1ポイントをゲットしたのです。

同じ引き分けでも、広島と名古屋には、天と地の差があるでしょう。名古屋は負けに等しい引き分けでしょうし、一方の広島は、勝ちに値する引き分けです。

しかし、試合は中2日というハードスケジュールの影響もあって、決していい内容だったとは言えません。特に前半は、運動量もパスの質も、今シーズン最低レベルの内容だったのではないでしょうか。

そんな悪状況で、ポイントとなったのが、交代カードをどのタイミングで、どう切っていくのかという、監督采配にあったと思います。

1点先制された後、森保監督は3枚の交代カードをすべて出し切ったわけですが、交代出場の3選手が見事、試合の流れを変えて、それが、あの同点弾に結びついたのです。

大崎淳矢は、相手バイタルエリアへの仕掛けを何度も試みて、ビッグチャンスを作り出していましたし、清水航平は、左サイドを積極的に突破して、攻撃のテンポをアップさせてくれました。また、ベテランの森崎浩司は、中盤でタメを作るなど、試合に安定感を与えました。

このように、名古屋戦の価値ある引き分けは、先発11人だけではなく、交代選手3人の力をプラスして勝ち取った1ポイントだったような気がします。もっと言うなら、この日、ピッチに立てなかった他のベンチメンバーたちの力(試合に関わる雰囲気)も影響したのではないでしょうか。そして、更に付け加えるなら、ベンチメンバーからも外れた他の選手たちによる、日々のトレーニングでの突き上げがあったからこそだと思ってなりません。

つまり、土壇場でのあのミラクル同点劇は、サンフレッチェ広島の武器である「団結力」によって生まれたと言っても過言ではないでしょう。

この1ポイントが、今シーズンのターニングポイントになるような気がしてなりません。

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