2011年11月 7日

復調の兆しと今後の課題

上位進出への可能性を失った今、勝利にこだわることも大事ですが、それと同時に、サンフレッチェらしい攻撃的で美しいサッカーを多くのサポーターに見せてほしい、と以前のコラムに書いたのを思い出します。

第31節・仙台戦は、スコアレスドローでしたが、まさに、そのような美しく楽しいサッカーが、久しぶりに見られたような気がします。

決して完璧ではなかったものの、ゴール前でのアイディアあふれる多彩な攻撃バリエーションもありましたし、トリッキーな遊び心満載のプレーも見られました。リーグ終盤戦に入り、ようやく本来のサンフレサッカーがよみがえってきたのではないでしょうか。
あとは、このチームの永遠のテーマ“フィニッシュの精度”をいかにして上げていくかに尽きるのですが、サンフレッチェらしい攻撃的なサッカーの復活のために、2つの提言をしたいと思います。

まず1つ目は、3バックの攻撃参加です。
これは、サンフレッチェ独自とも言える攻撃サッカーの象徴です。
ここ数試合、守備面に関してはパーフェクトな仕事をしている3バックですが、それプラス、攻撃参加をもっと意識してほしいと思います。
攻撃時、1トップを軸に、シャドーのポジションから、ボランチから、さらには、最終ラインの3バックから、次々に攻め上がってくる攻撃は、サンフレッチェにしかできないサッカーであり、これなくしてサンフレサッカーとは言えません。
そのためには、攻撃的な森脇選手のケガからの復帰がカギを握るでしょうが、3バックのポジションに入った選手が、常に攻撃を意識することが重要になってきます。

次に2つ目の提言として、若手選手の活躍を挙げたいと思います。
試合中、流れを変えるために重要になってくるのが、途中出場の選手です。
仙台戦では、0対0の均衡を打ち破るべく投入されたのが、ムジリ、服部といったベテラン選手でした。彼らは、指揮官からの信頼を勝ち得ているからこそピッチに送り込まれるのです。言い換えれば、若手選手たちは、まだその域に達していないということです。
もし、ピッチを所狭しに駆け回り、ガムシャラなプレーをする活きのいい若手選手が投入されていたら、この試合は、どんな展開になっていたのでしょうか?

仙台戦のスコアレスドローは、サンフレッチェ広島らしい攻撃サッカーの復活を感じるとともに、今後の課題が鮮明に見えたような気がします。

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