2011年5月17日

見事な監督采配と期待に応えた選手たち

無敗同士の対決となった横浜Fマリノス戦は、サンフレッチェ広島が3対2で競り勝ち、2位に浮上しました。

試合は、サンフレッチェが李の2ゴールで前半を2対1で折り返すものの、後半15分、森脇が退場となり、残り30分以上の時間を10人で戦わざるをえない苦しい展開となったのです。

これまでのサンフレッチェであれば、その後、同点にされていたでしょうし、もしかすると逆転を許していたかもしれません。しかし、今のチームは違います。逆境に堪え、しぶとく勝利を手繰り寄せるだけの力が備わっています。

この試合のポイントは、2対1でリードした中で退場者を出したその後の30分間の戦い方にあると思います。

サンフレッチェは、1点のリードを守りにいくのではなく、数的不利な状況にもかかわらず、追加点を奪いに積極果敢に攻めにいったのです。そして、数少ないカウンター攻撃から追加点を奪うためにとった奇策ともいえる作戦が、ムジリの1トップでした。

ムジリの経験値の高さを最大限に利用し、数的不利の中でも相手に脅威となる攻撃を仕掛けようとしたのです。特に、彼の高いボールキープ力は、相手DFを2〜3人引き付けることができるため、周りの選手たちは、数的不利が解消されます。そして、相手ゴールにより近いトップのポジションに位置することで、ムジリのストロングポイントである決定力のあるシュートが期待できるのです。決勝点となった3点目は、まさに、指揮官の作戦通りのゴールだったのではないでしょうか。

しかし、追いすがるマリノスが2点目を奪って1点差にすると、状況は一変し、サンフレッチェはマリノスのパワープレーに対し、防戦一方になりました。

そこで投入されたのが、1年5か月ぶりの実戦復帰となる盛田でした。復帰後、練習試合をこなす余裕もなく、ほぼ、ぶっつけ本番のプレーとなりましたが、見事その期待に応え、その後のマリノスの攻撃を封じ込めたのです。

このように、マリノス戦は、見事な監督采配と、その期待に応えた選手たち、サンフレッチェ広島の監督と選手の“絆”が生んだ勝利だったような気がしてなりません。

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