2010年8月23日

貫いたサンフレスタイル

連敗中のチームは往々に、内容はさて置き、結果のみを求めがちになるものです。ここ最近、3連敗と苦しむサンフレッチェにとっても、同じようなことが言えると思います。

しかし、第20節・FC東京戦でのサンフレッチェの戦いぶりは、一味違いました。
サンフレサッカーのスタイルを貫き通した、内容もほぼパーフェクトな勝利だったのです。
この勝利は、そのことに大きな意味、大きな価値があるのではないでしょうか。

サンフレッチェのプレースタイルとは、正確にパスをつなぎながらゲームをコントロールするサッカーです。ボールも人も、こきみよく動く攻撃的なサッカーです。

その象徴的なシーンが、後半12分の先制点に表れていたと思います。
右サイドからの森脇選手のクロスを中央にいた高萩選手が3人のDFを引きつけながらラストパス。それを左サイド後方から駆け上がってきた服部選手が見事ゴールしたシーンです。この流れるような美しいゴールの起点となったのは、実は、GK西川選手の自陣からの1本のショートパスからでした。

GK西川選手がDFストヤノフ選手からのバックパスを受けたとき、相手FWがプレッシャーをかけてきました。この際、通常ならセーフティーファーストで大きく蹴り出してもいい場面だったと思います。しかし、西川選手は、あえてリスクを冒してでもストヤノフ選手にリターンパスを出したのです。結果、そのプレーが起点となって、前述の美しい先制点が生まれたのです。

自分たちの技術を信じて、最終ラインからパスをつなぎ、1つのボールに対してより多くの選手がからみながら、最終的にゴールに結びつけたのです。まさに、これこそがサンフレッチェのサッカースタイルなのです。

このように、ただ単に勝利したのではなく、自分たちのサッカースタイルを貫き通して勝利したことに大きな意味があると思うのです。

一時は勢いを失いかけていたサンフレッチェが、この勝利によって、再び上位争いに参戦するのではないか? そんな期待を感じさせてくれる試合でした。

上位争いに殴り込みをかけましょう!

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