2010年8月 9日

経験値

継続性をもってチーム強化を図り、攻撃的でダイナミックなサッカーを実践し続けているペトロヴィッチ監督率いるサンフレッチェ広島と、西野監督率いるガンバ大阪。

一貫して同じスタイルを追求し続けているこの両チームは、Jリーグの目指すべき姿ではないでしょうか。そんな両チームが激突したJ1リーグ第17節で、サンフレッチェはガンバに0対2の完敗を喫しました。

今回の敗因は、失点シーンを振り返ってみても明らかなように、1対1の場面で相手に競り負けていたことや決定力の差など、いくつかの要素が挙げられます。しかし、それ以上にはっきりと見えた両チームの差とは、「経験値」ではないかと感じたのです。

アジアチャンピオンの経験を持ち、ある意味、完成されたチームのガンバ大阪と、今まさにそこを目指している発展途上のチーム・サンフレッチェ広島。チームとして、この「経験値の差」が0対2という結果につながったような気がしてなりません。

この試合では、ガンバの遠藤選手と明神選手の2ボランチが、“かゆい所に手がとどく”味のあるプレーで攻守のキーマンとなり、チームの勝利に貢献していました。

彼らのJ1通算出場数が、遠藤選手351試合、明神選手389試合、合計740試合であるのに対し、同じボランチのポジションでこの日スタメン出場したサンフレッチェの青山選手82試合と横竹選手29試合の通算出場数合計は111。その差は歴然です。

プレーヤーとしての経験値を高めるには、プレッシャーと緊張感に満ち溢れた試合を数多く経験する以外に方法はないのです。

たしかに、遠藤選手や明神選手のサッカー技術は抜群です。でも、サンフレッチェの選手がそれに劣っているとは思えません。彼らも、1つひとつ試合を重ねていく中で、経験値を高めながらサッカー選手として成長していくのではないかと思います。ですから、このたびの敗戦は決してネガティブなものではないと僕は信じています。

悔しい敗戦でしたが、若き紫の戦士たちにとっては、多くのことを学んだ収穫大の1戦だったのではないでしょうか。

1試合1試合をとおして「経験値」を高めていこう!

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