2009年7月21日

サンフレッチェの“原点”

リーグ戦後半戦のスタートとなった第18節・千葉戦は、サンフレッチェが再び上位へ進出していくか、それとも、このままズルズル下位に沈んでいくかを分ける、今シーズン1番の正念場でした。

終わってみれば、大量4得点を奪って大勝したわけですが、3連敗中の嫌な空気を断ち、勝利を手繰り寄せたポイントは、ズバリ、“原点”に立ち返ったことにあると思います。

サンフレッチェの“原点”とは、攻撃です。
攻め続ける気持ちを持って、90分間闘い抜くのがサンフレッチェのサッカーです。
1点取られたら、2点取る。2点取られたら、3点取る。それが、ペトロヴィッチ監督の目指すサンフレッチェサッカーです。

その象徴的なのが、4点目のシーンだったと思います。
試合は、後半から完全なサンフレッチェペースで進み、3対0の完封勝利を収めるものだと誰もが思っていました。しかし、試合終了間際に失点し、完封勝利を逃してしまいました。
それでも、時間はすでにロスタイムに突入。相手陣内に攻め込み、ショートパスをするサンフレッチェ。通常でしたら、このままボールをキープして時間を稼ぎ、終了のホイッスルを待つのがセオリーです。しかし、この日のサンフレッチェは、違いました。

左サイドでショートパスを駆使してボールキープするサンフレッチェ。そして、その一瞬のスキをつき、佐藤寿人がギアチェンジのかかったドリブルで相手ペナルティーエリア付近に切り込んでいき、それが4点目のゴールへとつながったのです。

相手にゴールを許して3対1で試合を終えるのと、終了間際に得点を奪い返して4対1で終えるのとでは、とてつもなく大きな差があると僕は思います。

特に、この日は、夏休み初日ということで、悪天候にもかかわらず多くの子供たちがサンフレッチェのサッカーを楽しみに観に来ていました。その子供たちにとって、4点目のゴールがあるのと無いのでは、大違いだと思います。きっと、子供たちは大興奮しながら家路についたことでしょう。

リーグ戦後半戦に突入し、今まで以上に厳しい闘いが予想される中で、これからも勝ったり負けたりの繰り返しをすることになるでしょう。迷い、挫折、苦しみが生じるかもしれません。しかし、サンフレッチェの“原点”を忘れずに、攻める気持ちを持ち続けることができれば、大きな崩れはしないだろうと思います。

まだまだ成長段階のチームなのですから、勝とうが負けようが、とにかく自分たちの良さ(攻め続ける気持ち)を前面に出し切ってもらいたいのです。
それが、次への大きなステップになると僕は信じています。

1対0の勝利よりも、2対1の勝利。
それが、サンフレッチェのサッカーであり、サンフレッチェの“原点”です。
これからも、より多くのゴールを叩き出し、より多くの人たちに大きな感動を与えてほしいと思います。

リーグ最多得点数を目指そう!

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