2008年9月 2日

スキル(技術)を感じた水戸戦

第33節・水戸戦は、立ち上がり3分という早い時間帯の失点でバタバタしてしまいましたが、終わってみれば、前節の福岡戦と同様に4ゴールを奪い、見事に快勝しました。
けれど、ペトロヴィッチ監督は試合後、このような厳しい見方をしています。
「今日は、本来のサッカーができた訳ではない。我々の選手は、もっといいサッカーをすることができるはずだ」。

確かに、ペトロヴィッチ監督の言うとおり、結果的には快勝しましたが、いくつかの課題が浮き彫りになった試合でもありました。
単純な連携ミスからの失点がありましたし、数多くの決定機を逃しもしました。けれども、決して慌てることなく、選手みずからしっかりゲームをコントロールし、徐々に落ち着きを取り戻しながらサンフレッチェらしいサッカーで勝利したことは、大いに評価できます。
それは、選手1人ひとりの個の能力の高さがあったからこその結果だ、と僕は思います。
質の高い1つひとつのプレー、J2で抜きん出た技術力の高さが、4得点に結びついたと言えるでしょう。

その中の1つの例が、“ファースト・タッチ(コントロール)”の技術に表れていました。

前半28分、青山からの縦パスを受けた浩司は、ゴール中央にドリブルを仕掛けて、ペナルティーエリア付近から右足で強烈なミドルシュートを叩き込みました。
このゴールは、青山からのパスを受けた瞬間、つまり、ファースト・タッチの瞬間に、すべてが凝縮されていると言ってもいいでしょう。その瞬間、浩司は、ファースト・タッチで相手DFの前に入り、厳しいマークをかいくぐってフリーでシュートを打っていました。
つまり、この素晴らしいゴールは、完璧なファースト・タッチがあったからこそ生まれたのではないか、と思うのです。

また、後半14分の柏木のゴールをアシストした寿人のプレーも同じことが言えます。
ファールまがいの厳しいマークに合いながら、絶妙なボディーバランスと完璧なファースト・タッチで前を向いた寿人は、柏木に最高のラストパスを供給し、それが試合を決定づける3点目のゴールにつながったのです。

このように、質の高い“ファースト・タッチ”は、次のプレーへスムーズにつなげることができ、そして、より質の高いプレーを生んでいくのです。

リーグ戦も残すところ、あと11試合となり、いよいよJ1復帰のカウントダウンが始まります。今後は、これまでと同様に、粘り強く戦いながら、メンタルタフネスが要求されることは言うまでもありません。そして、それと同時に、水戸戦で見せたような、選手1人一人の技術の高さ、プレーの質の高さを存分に見せつけて欲しいと思います。

技術・体力・精神力、すべてにおいて相手を圧倒し、ぶっちぎりでJ1復帰を果たしましょう!
sanfre

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