2008年7月22日

“無心”が生んだプロフェッショナルなゴール

サッカーでは、決定的なチャンスを確実にゴールに結び付けられなかった時、えてして負ける確立が高くなるものです。
第27節・C大阪戦が、まさにそのパターンに陥ろうとしていました。

前半、幾度となく迎えた決定機をことごとく外してしまったサンフレッチェは、案の定、後半7分に先制点を許してしまったのです。
けれど、その3分後、これまで決定機をことごとく外しまくっていた佐藤寿人が、ペナルティエリア外の正面から、左足で決めて同点にしました。
更に、後半18分には、柏木陽介が得意のドリブル突破から左足でループ気味のシュートを決め、結局そのゴールが決勝点となり、2対1で勝利したのです。

相次ぐケガ人の発生や、連戦による疲労の中、チームとして慌てずに粘り強く戦い、よく試合をひっくり返した、と思います。
サンフレッチェの強さを感じることの出来た試合でしたし、これは、J1復帰を確信する、大きな勝利と言えるでしょう。

さて、そんな中で生まれた今回の2つのゴールは、どちらも、技術的に非常にレベルの高いスーパーゴールでしたが、僕が注目したいのは、メンタルの部分です。
この2つのゴールは、迷いのない無の心、“無心”が生んだゴールと言えるのではないでしょうか。

まず1点目の寿人のゴールですが、それまで決定機をことごとく外しまくっていた中、その悪いイメージを引きずることなく、迷いを振り払って、「この日1番難しいシュート」(寿人)を決めたのです。まさに、“無心”が生んだゴールと言えます。

次に陽介のゴール。実はこの時、1トップの寿人がピッチ外に出ていたため、ボールを持った陽介は、前方に味方が誰もいない状況下、自分1人でドリブル突破する以外、プレーの選択肢はありませんでした。そんな中で生まれたのが、あのファンタスティックな1連のプレーなのです。
本人は、“ひらめき”があった、と言いましたが、それは、“無心”と言い換えることが出来るのではないでしょうか。

“無心”でプレーできた時、自分でも信じられないようなパフォーマンスが発揮されるものです。

けれど、何事においても、“無心”になることほど難しいものはありません。
それは、誰もが抱く永遠のテーマなのかもしれません。

そういったことを踏まえた上で、この2つのゴールを見た時、僕は、プロフェッショナルを感じることができたような気がします。

“無心”が生んだプロフェッショナルなゴール!

sanfre

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