2007年5月 8日

ゴールが生まれる過程

サッカーとは不思議なスポーツです。  

第6節・甲府戦や、第7節・新潟戦のように、素晴らしい内容のサッカーを展開しても勝てない試合があれば、その反対に、第9節・大宮戦と第10節・大分戦では、悪い内容であっても勝利することもあるのですから。いずれにせよ、サンフレは、今シーズン初のリーグ戦連勝を飾り、勝ち点を15に伸ばし、順位も10位へと浮上しました(首位G大阪との勝ち点差は6)。  

この連勝は、サンフレが誇る2トップの活躍を抜きにしては語れません。  

 
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第10節終了時点で、チーム総得点数17【リーグ4位】の内、2トップによる得点数が15(ウェズレイ8【リーグ1位】、佐藤寿7【リーグ2位】)ですから、相手チームにしてみれば、ここさえ抑えればサンフレに勝てる、と思うのは当然です。実際に、各チームは、サンフレの2トップを軸とした攻撃を研究し、2人に対して、かなり厳しいマークをしています。そんな中でも、着実に得点を重ね続けるウェズレイと寿人は、ただただ凄いっ!の一言に尽きます。

この得点量産は、ウェズレイと寿人、2人それぞれの“個”の卓越した能力の高さが要因として挙げられるのは言うまでもありません。けれど、それだけでは、決してこのような凄い成績を残すことはできません。そこには、チーム内における2つの“連係”が含まれている、と僕は思うのです。  

まずは、ウェズレイと寿人、お互いの連係です。 

試合中、2人のプレーを見ていると、まるで見えない鎖でつながっているような感覚に時々なります。お互いが、絶妙な距離感と角度を保ちながら伸びたり縮んだりしているのです。そして、時にはノールックパスを送り、そのリターンをまたノールックパスで受ける。このような連係によって、お互いがお互いの力をより大きくし合いながら得点を量産しているのではないでしょうか。  

 
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そしてもう1つは、2トップと中盤の選手との連係です。 

MF駒野の右からのスーパークロスを寿人がピンポイントで合わせてゴールするシーンは、今や、サンフレお約束の得点パターンとなっています。また、第10節・大分戦では、MF青山のミドルシュートのこぼれ球を寿人が詰めてゴールしました。この他にも、第5節・名古屋戦では、MF柏木のドリブル突破が相手DFのファールを誘い、ウェズレイがPKを決めたこともあります。このように、中盤の選手の演出により2トップが得点を重ねている、という事実があるのです。  

「サンフレは2トップ以外の得点があまりにも少なすぎる」と不安視する声をよく耳にしますが、このことに関しては全く問題ない、と僕は思っています。これからも、J最強の2トップ「ウェズレイ&寿人」は、中盤の選手の演出により、得点を量産することでしょう。今後、2トップによる得点が、どんな連係で生まれたのか? 誰が演出したゴールなのか? そんな視点でサッカーを見ても面白いかもしれません。そういう中で、2トップ以外の選手で、誰がゴールするのかを想像しながら、サンフレサッカーを見ていきたい、と思います。  

ゴールは、1人の力だけでは生まれません! 

ゴールは、チーム全員でつかむ1つの結晶です!


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