2007年6月18日

Jリーガーの『高級車』を自粛!?

ふたりの”王子”が
ニッポン中に明るくさわやかな風を
もたらしてくれるように
『スポーツ』は
私たちの生活の”清涼剤”であり”活力剤”です。

それだけに”不祥事”は社会に
より大きな影響を与えます。

「高級車に乗るな…」と
川渕キャプテンも
叫びたくなるのかもしれません。

15歳の女子高校生への淫行容疑で
Jリーグ・ジュビロ磐田の
菊地直哉容疑者が逮捕されました。

菊地容疑者は日本代表として
アテネオリンピックに出場したこともある
将来有望な選手…、
「日本サッカー協会」のトップとして
川渕三郎キャプテンのショックは
尋常ではなかったことでしょう。

あくまで私見としながら
「彼(菊地容疑者)のベンツを見たが
選手としてのステータスかもしれないけれど
そういう高級車に乗っているのは
(一般世間の常識から)突出してはいないか…。

乗っている車も
社会人の生活態度のひとつ…」と
重い口をひらいたそうです。

『高級車』はとんだとばっちりですが
川渕キャプテンも
「高級車」=「犯罪」だなんて
当然思っていないはずです。

ただ20代のころ
観客もまばらな『日本リーグ』に籍を置き
所属企業の「業務」もこなしながらサッカーを続けてきた
川渕キャプテンからすれば
”恵まれた環境”にいることが
今の選手をダメにしてはいないか…、

そんな不安が「高級車」という言葉に
表れたのかもしれません。

菊地容疑者の推定年俸は3600万円。
22歳という年齢は一般に
大卒1年目の新入社員にあたることを思えば
とてつもなく大きな額です。

「サッカー選手」に高額な年俸が用意される時代…、
それこそ「サッカー選手」が
『高級車』に乗れる状況をつくってやりたいと願ったのは
他ならぬ川渕キャプテンだったはず…。
それを引き合いに出さなければならないのは
皮肉な話です。

今回の事件は
あくまで「ひとりの選手」の問題で
『Jリーグ』全体の”モラル”が落ちているとは思いませんが
Jリーグの”生みの親”が
『”恵まれた環境”はつくったけれど
”魂”が失われていないか』と想うのは分かる気がします。

Jリーグがスタートした14年前…
サンフレッチェ広島に籍を置く
”初代Jリーガーたち”を多く取材しました。

ほとんどが当時の
「マツダサッカークラブ」からプロ契約をした選手です。
自動車メーカー「マツダ」の社員として
社会人教育を受け
午前中は『勤務』、午後は『練習』という日々を
送っていました。

ですからどの選手と話しても
社会人としての
”大人の応対”が出来る選手ばかりだったと
記憶しています。

そして選手たちは
「サッカー」が”職業”になった喜び
輝いていた気がします。

もちろん”高給取り”になって
『高級車』を購入する選手もいましたが
お世話になった会社だからと
「マツダ車」を購入する選手もいました。
そのころの選手たちには
『アマ』から『プロ』にしてもらった”謙虚さ”
”責任感”を感じたものです。

これは『Jリーグの創成期』という時代が
そうさせた面もあるので
物心ついたときから「Jリーグ」があった今の選手と
比較するのは酷かもしれません。

ただ”謙虚さ””責任感”
選手たちに持たせようと
今それぞれの『球団』が努力をしているかどうかは
知りたいところです。

サンフレッチェが初優勝したときの総監督・今西和男さんは
「一流のサッカー選手である前に
一流の社会人であれ」
と言い続けました。

「現役を引退してからの方が人生は長い。
そのために、現役のときから社会の一般常識を
身につけることが大切だ」
とも…。

サンフレッチェの選手たちは
どんな小さな町のイベントにも
また、観戦を呼びかけるための街頭ビラ配りでも
積極的に参加することを今なお続けています。

日本代表になっても
”テング”になるような選手はいません。

川渕キャプテン、
サンフレッチェの選手には
安心して『高級車』に乗ることをお許し下さい!?


投稿者 kodama : 15:22