
先日市内で行なわれた「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の試写会でのこと。三丁目の住人、堤真一さんと薬師丸ひろ子さんがサプライズで登場!会場からは驚きの声と拍手が。スクリーンで見るより華奢で、でも変わらずカッコイイ堤さん。そして、映画の中の優しい女性像そのままの薬師丸さん。夫婦を演じた二人から、映画が3倍楽しめる話を伺いました。
(以下 堤=堤真一、薬=薬師丸ひろ子、山=山崎貴監督、森=モリタク)
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
森:続編の話が来たときはどうでしたか?
薬:“トモエ”(鈴木則文の妻)という役は、自分の中でいつも心に引っかかっている存在だったんです。だから、もう一回やると言われたとき、トモエさんが私の中からヒュルヒュルっと出てきて、またそこに“居る”という感じでした。
森:セットの中で鈴木夫妻を見たとき、どう思いましたか?
山:「あ、やっぱここに居たんだ」って感じでした(笑)
昔よく知っていた人たちに会いに行ったら、ちゃんとそこで暮らしていた、という
森:ボクから見ると、鈴木則文という男はなんだかちょっと“ダサかっこいい”というか(笑)特に今回、それが強かったような気がします
堤:まあ、話の最初からハチャメチャなことやらされましたからね(笑)
前回よりも“家族の絆”は意識しなくてもできていたし。
則文さんはああいう人ですから、ズコン、と立っていればいいっていう。あとは「なっ、トモエ」って、すべて任せちゃう
森:トモエさんも、縁の下の力持ちですよね
薬:“町のお母さん”というか、ちょっと今の時代と違って、よその家の子でも自分の家の子と同じように叱った
りできる人なんじゃないかと思います。
森:2年ぶりの撮影。三丁目の中に入っていくのに苦労はありましたか?
堤:特には・・・。あのセットが本当に素晴らしいんですよ。だから(キャストの)皆さんがいらして、ちょっと小汚い格好をすれば(笑)そこで生活している感が出る。役作りとかは考えず自然に・・・
森:スキヤキのシーンが印象的でした。ボクもそうなんですが、卵混ぜる時って無言になるんですかね
堤:あれは監督こだわりましたねー!今回はワンシーン・ワンカット(撮影を止めずひとつのシーンを一気に撮ってしまうこと)が多かったんですが、あんなにカットを割ったシーンは、あそこが初めてだったと思います。
そんなに要るか?っていうくらい割ってましたからね(笑)
山:次アップでーす、次アップでーす、って(笑)
森:監督快心のシーンだったんですか
山:“間”がおもしろかったんですよね。だからシーンの頭は割りましたけど、その後は絶対割るまいと思って。絶対に一気に撮って、あの空気を見せたほうが得策だと思って。今回の作品で割りを少なくしたのは、このシーンが原因だったかもしれない。えらいオモシロかったんで。
森:ワンシーン・ワンカットの長さは、役者さんとしてはどうですか
堤:普通は、非常にプレッシャーがかかるものなんですよ。
特に、自分の台詞が短かったりしたら。一人がなが〜いセリフをしゃべっているのに、ボクがひとこと間違えて言ったらエライことになるので。でも三丁目の時は、誰が何をしだすか分からないメンバーだったんで、楽しくって仕方なかったですね。
森:え、誰が何をするかわからないんですか?
堤:セリフは変わりませんが、ちょっとしたリアクションでも、マギーさんとか温水洋一さんとかがビミョーなことをするんですよ(笑)。それが楽しくて楽しくて。
山:2回目、3回目と観る方はマギーさんとかの動きを観てもらえたら本当におっかしいですよ。細かいことやってるんですよね
堤:演じながら“いらねぇよ、おまえ!”って、心の中で思ってるんですよ。“やりやがったなぁ〜!”って。
森:3日からついに公開ですが、どうですか?
山:がっかりさせない、と言えると思います。スタッフもキャストも本当に一生懸命やってくれたんで。皆で作った感がすごく強いです。いいものになったな、と思います。