廿日市市が宮島に建設を検討している高級宿泊施設について、誘致に反対する住民と市が話し合う「協議会」が５月、開かれることになりました。 世界遺産の島・宮島にある「包ヶ浦自然公園」。廿日市市はここに高級宿泊施設の建設を検討しています。 住民と廿日市市による協議会の設置に向け、１９日、建設に反対する住民の代表者らと市の副市長などによる会合が開かれました。 包ヶ浦への宿泊施設の建設をめぐっては、住民側が環境破壊などを懸念…。市からの説明も不足しているとして建設に反対する署名活動を始めています。 １９日の会合は非公開で行われました。 ■金丸真帆記者リポート「協議が始まりました。時折中からは語気を強めた声が聞こえてきます」 住民側からは「宿泊施設の案ありきで進めるべきではない」と意見が寄せられ、ほかの活用策も含めて話し合う「協議会」の開催が決まったということです。 ■廿日市市　村上雅信副市長「自然を壊すものではないんだということと、すぐに公募に入るわけではないことを正確に伝えることができた。協議会が開催できるということはひとつ大きな成果だとおもっている」 第１回協議会は５月２日に開かれる予定です。 （2024年4月19日放送）