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広島の高校生が被災地の女性を支援

最大震度7を2度観測した熊本地震から8年。1月には、能登半島地震が発生するなど、地震への備えの意識が高まる一方で、被災地への支援も欠かせません。能登半島地震で被災した「女性」や「子ども」を支えようと活動を続けるのは、広島市内の高校生です。 ■生徒 「ナプキンだけじゃなくておりものシートもあったほうがいいよね?」 商業施設で生理用品を買い込む若者たち。広島市の進徳女子高校の生徒です。 ■街頭募金 「石川県能登半島地震の募金を行っています。ご協力よろしくお願いします」 生徒は、能登半島地震の発生以降、街頭に立ちほかの高校と協力しながら、募金を呼び掛けてきました。特に力を入れるのは、「女性」や「子どもたち」の支援です。きっかけは、生理用品や育児用品が不足していることを授業で学んだことでした。 ■生徒 「生理への理解が少ないのかなと思って、間接的にでも協力・応援できたらいいなって思っています」 集まった募金の一部を被災地へ送る物資の調達にあてます。生徒たちには、生理用品のほかにも支援したいものがありました。それは化粧水、保湿パックなどのスキンケア用品やハンドクリーム、マッサージ用品などです。 ■生徒 「家のベッドとかでリラックスして寝ることができていないと思う。体とかが硬くなったりこったりしていると思うからマッサージできるようにと思って」「匂いで落ち着くものがあったら多少は気分も上がるかなと思って」 購入した品々は、支援活動を通じて交流が続く、石川県内の2つの高校に届けられました。 3月に開催された、女性の健康を考えるイベント。生徒たちは、被災地への支援を呼び掛けるため、これまでの活動をまとめたパンフレットを配りました。 ■生徒 「物資を届けたときにすごい喜んでくださって、今は私たちも温かい気持ちになれるからやっている。もちろんお金の支援もいいが心が余裕を持てるようなグッズとかもいっぱい届けたいなと思う」 広島の若者から被災地へ。進徳女子高校は今後も募金の呼びかけや被災地の高校との交流を続けていくとしています。 【2024年4月16日 放送】

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