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2年前のトラック転落で作業員2人死亡事故 広島中央労働基準監督署が会社を書類送検

2年前、広島市西区でトラックが転落し作業員2人が死亡した事故で、広島中央労働基準監督署は、当時作業を担当していた会社を書類送検しました。 広島中央労働基準監督署は29日、広島市安佐南区の土木工事会社と当時、現場作業の監督などをしていた元従業員の男性(当時64)を「労働安全衛生法」違反の疑いで広島地検に書類を送りました。 事故は2022年5月、広島市西区己斐上の放水路でクレーンで高所作業車を約16メートル下に吊り下ろす作業中、クレーンが転倒し、転落。男性作業員2人が巻き込まれ死亡しました。 土木工事会社は、クレーンの転倒を防止するための方法を定めていなかった疑いです。 労基署によると、高所作業車の重さはクレーンが吊り上げられる重さを超えていたほか、事前に定めるべき作業計画も定められていなかったということです。 【2024年3月29日】

16:24