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広島でもマンション高騰 選ばれる理由と今後の見通しは?

今、マンションの価格が上がっています。 東京23区では2023年、平均が1億円を超えたといいますが、広島でも上昇傾向です。 価格が上がっても人気の理由や、今後の見通しを取材しました。 憧れの部屋でイメージする夢のマイホーム生活。 広島市中区・白島エリアに建設予定の分譲マンションのモデルルームです。 間取りは4LDKなど3タイプで、価格は5400万円台から7800万円台。 購入者は共働きのファミリー層が6割から7割ほどといいます。 ■あなぶき興産 中国支社 高鶴駿さん 「おかげ様で、現在総戸数で33戸となっておりますが、約半分の方がご成約いただいておりまして、大変好評いただいております」 販売は好調ということですが、県内では今、マンションの価格が高騰しています。 不動産情報を扱う会社によると、県内の新築分譲マンションの平均価格は2023年、約4300万円。 8年間で350万円以上高くなりました。 一方、平均面積は減少傾向で、坪単価の平均は200万円台に迫る勢いです。 主な要因は、建築資材費と人件費の高騰。さらに、土地の価格も上がっています。 今年1月時点の県内の「住宅地」の地価は去年と比べて1%上昇。 上昇は3年連続で、利便性の高い都市部を中心に上がり幅も拡大しています。 なかでも広島市中区の白島エリアは、6%を超える上昇率です。 それでも5000万円を超えるこちらのマンションが人気の理由は… ■あなぶき興産 中国支社 高鶴駿さん 「広島市中区の中心地への徒歩圏内で移動でき、また広島駅、こちらの方のアクセスにつきましても非常に便利がいい場所でございますので、交通利便性、生活利便性。非常に教育エリアとしても人気のエリアでございますので、その点では非常に評価をいただいております。」 また、購入者にとって高いことが魅力となる面もあるといいます。 ■あなぶき興産 中国支社 高鶴駿さん 「価格が上がってきているからこそ、資産性であったり立地性、そういったものに非常に重きを置いてですね、お客様自身が事前に調査されてご見学されるっていうような機会が増えているなという印象を受けています」 一方、価格と同時に気になるのが住宅ローン金利。 日銀のマイナス金利解除を受け、この不動産会社では、選択肢として固定金利を検討する客が増えると見込んでいます。 不動産情報を扱う会社は今後の新築マンションの動きについて「再開発」がキーワードと指摘します。 ■スーモ 成田博紀さん 「広島駅だったりとか、西広島駅もそうですし、呉駅もそうですし、再開発っていうのが今後1年、2年、3年でどんどんどんどん始まってきますし、八丁堀も再開発とか控えていますので、その辺は結構皆さん待望のエリアだと思います」 再開発の計画が相次ぐなか、マンションの価格は今後、どうなっていくのでしょうか。 ■スーモ 成田博紀さん 「再開発だったりとか、大規模なタワー案件みたいなものもどんどん控えてますので、向こう3年から5年くらいにかけてはまだ価格は上がるんじゃないかなと思っています」 様々な影響を受けて高騰を続けるマンション価格。 購入を検討している人にとって目が離せない状況が続きそうです。 【2024年4月23日 放送】

4月23日 20:00