「龍馬」ゆかりの地として全国から注目を集めたり、「ミステリー文学新人賞」を受賞した作品が映画化され、ロケ地となるなど、新たな魅力を次々に生み出している福山。福山で育ち、福山をこよなく愛する糸永直美が、カメラを片手に、これまで気がつかなかった街の魅力をハッケン!心に残るシーンを写真で切り取り、皆さんにお伝えします。

福山市鞆町では毎年春に町並ひな祭を行っています。江戸時代の風情が残る鞆町内の商店や町家に代々伝わる雛人形が、各々の店、家などに展示されます。その数は100ヶ所になります。また、福山市鞆の浦歴史民俗資料館では江戸時代末期の「七段飾り」なども展示されます。番組では鞆の町を歩きながら町並ひな祭の見どころを紹介してまいります。また、全国各地から公募した「ひな祭絵手紙」の話題もお届けします。
鞆の古いまち並みにお雛様がピッタリで、毎年この時期に鞆を歩くのが大好きです。初めて町並ひな祭に行った時驚いたのは、その地域に住んでいる方のお宅にお邪魔してお雛様を見せていただくということでした。見ず知らずの観光客が「こんにちは〜」と訪ね、それを受け入れてくださる…鞆の皆さんの心の広さ温かさを感じます。お宅によっては「2階に上がってみて!」と言われ、家の中に入ると、古くから受け継がれているというお雛様が飾ってあり、丁寧に説明してくださいました。毎年約100軒が参加する『鞆・町並ひな祭』皆さんも歩いて癒されてみませんか?

福山市では市民参加型の映画の上映会を開催します。岐阜県恵那市で1本の映画が製作されました。地域住民と1年以上かけて対話を重ね、その協力を得ながら一緒に作った映画です。恵那市の人口は56,000人。地域の交流、世代を超えたつながりが映画製作により芽生えたということです。上映会を通して、「ふるさと福山」づくりに向けて市民のみなさんが自ら考え行動するきっかけ作りになればと考えています。
映画づくりを通して故郷について考えようというイベントが開かれます。岐阜県恵那市で、6年半に渡って市民が映画づくりに関わり、その過程で幅広い世代の人たちが協力しながら故郷への愛着を深めていったという具体例を聞き、その作品を見てみようというものです。福山市でも去年、「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」の優秀作が映画化され、福山で撮影が行われた映画『少女たちの羅針盤』が公開されました。私自身、エキストラで参加した時、同じエキストラ仲間から「福山に住んでいてよかった」とか「福山で映画に出られると思っていなかったし、夫婦の一生の思い出になった」といった声を聞き、故郷を誇らしく感じたことを思い出します。今、改めて地域の絆が見直されていますが、自分がどんな街に住んでいたいのかを想像しながら、どう地域と関わっていくかを考えていくべきだと感じた取材でした。

福山市では去年4月に毎月29日を「ふくやま地産地消の日」と定め、地産地消を推進しています。番組では福山市瀬戸町の産直市場を訪ねました。獲れたて新鮮な大根や白菜、ニンジンなど多くの野菜が並んでいます。生産者に聞くと「安心安全を心がけている」という。また手ごろな価格が人気の的だそうです。市場に続き、農家の畑も訪問。どこで、誰が、どのように作っているのか。それらが見えることでより安心することができます。
福山市沼隈町界隈の小学校では、給食も地産地消です。朝の会では、どこで誰が作った野菜が給食になるのか紹介しているとのこと。私も畑に行き、野菜の収獲作業を体験させていただきました。旬の大根、白菜、ブロッコリー…カマを入れるとみずみずしい水分が飛び、採れたての白菜は想像以上の美味しさでした。生産者の皆さんは「人の口に入るものだから責任が重い。愛情込めて育てています」と話してくれました。最近は、産直市や道の駅のほか、スーパーでも地産地消コーナーが増えてきました。住んでいる地域の大地と水の恵み、私も積極的に取り入れたいと思います。