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ハッケンふくやま 福山市の「今昔」「四季」「人」「施策」などを独自の目線で「魅力!発見!」をキーワードに伝えます! 放送時間:毎週土曜日 朝9時25分~

4月23日放送 第4回 福山の漢詩人 菅茶山を訪ねて

福山出身の漢詩人・菅茶山をご存じでしょうか。彼が残した書や資料がこの度、国の重要文化財に指定される答申がありました。その一部が所蔵されている県立歴史博物館と菅茶山が開いた神辺町の廉塾などを訪れ、その功績と当時、菅茶山がどのような想いを抱いていたのか、どんな人物だったのかを地元の方や関係者に取材。全国の文人たちが注目した菅茶山の実像に迫ります。

●糸永アナウンサーコメント

江戸時代のベストセラー詩人、菅茶山。
神辺にある菅茶山記念館でこんな漢詩をハッケンしました。

東家鑿井常共汲 北舎生兒時更抱
嗟我平生懐憂虞 目耕何似躬耕好

内容は、東に井戸を掘る人がいれば共に手伝い、北に子どもが生まれると代わる代わる抱いてみんなで育てる。私は常々憂え悩んでいる。学問と農業どちらがよいものか。
この詩を読んだとき、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」が浮かびました。人の役に立つこと行動することの大切さ。そして日々の葛藤を心のままに詠んだ詩が静かに響いてきます。
菅茶山に影響を受けた頼山陽や森鴎外など、多くの文人が茶山について書いたエッセイも茶山記念館に紹介されていて、もしかすると宮沢賢治もそのうちの一人なのかもしれないと想像しました。同じ神辺にある廉塾では茶山の精神が随所に感じられ、どの季節に訪れても一句詠みたくなるような素敵な場所です。ぜひ、心の旅に出かけてみませんか?