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ハッケンふくやま 福山市の「今昔」「四季」「人」「施策」などを独自の目線で「魅力!発見!」をキーワードに伝えます! 放送時間:毎週土曜日 朝9時25分~

2月8日放送 第144回 佐野洋子 えほんの軌跡

ふくやま美術館では「佐野洋子 えほんの軌跡」を開催しています。佐野洋子さんは人間や動物たちを表情豊かに描き、痛快なエッセイも人気の絵本作家です。その代表作が絵本「100万回生きたねこ」です。とら猫を主人公に、その人生と愛を描いたもので200万部に及ぶロングセラー絵本となっています。
この展覧会は、佐野さんの原画やエッセイ、愛用品など300点を超す資料を展示し佐野洋子さんの世界を楽しんでいただくものです。番組では、展覧会の見どころや秘話などを紹介します。

佐野洋子 えほんの軌跡
会期:3月2日(日)まで
開館時間:9:30~17:00
休館日:月曜日
観覧料:一般1,000円 ※高校生以下無料
ふくやま美術館
TEL:084-932-2345

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佐野洋子さんのロングセラー作品『100万回生きたねこ』は、大人になって知人に薦められて読んだ絵本でした。子どもはもちろん、大人にも人気があることに頷けます。
主人公のねこは、100万回生きたことを周囲に自慢しますが、その表情は全くの無表情です。100万回生きたことを自慢しても尊敬しなかった唯一の白ねこの存在が気になり、白ねことの平凡な生活が始まった時から主人公のねこの目は訴えるように喜怒哀楽を表しはじめます。私が子どものころに触れてきた多くの物語は、死は悲しみをもたらしましたが、この作品を読み終わった時、なんだかほっとしたような気持になりました。
子どものころに読んでいたらどう感じたのだろうと気になるところです。短い絵本の中に生きること、愛すること、死ぬことすべての大切なメッセージが詰まっています。
作者の佐野さんは、絵描きであり、作家です。文章と絵が溶け合うように物語に深みを増しています。今回の展覧会では様々な作品の原画の展示に加え、佐野洋子さんの人生に触れられるような内容になっています。ご家族でも大人一人でも楽しめそうですよ!