会社概要

COMPANY PROFILE

採用情報
みんなでSDGs
エキキタ,広テレ!

広島テレビ 放送番組審議会

第540回 広島テレビ放送株式会社 放送番組審議会(報告)

開催日

平成27年9月9日(水)

場所

広島テレビ12階役員会議室

出席委員

鶴 衛 委員長 以下8人

社側出席

三山 秀昭 社長 以下5人

議事概要
  1. 平成27年8月1日(土)午後1時30分から放送した戦後70年特別番組「いしぶみ ~忘れない。あなたたちのことを~」を審議しました。
    ▽ この番組は、被曝70年の節目に、過去に放送された芸術祭優秀賞受賞番組「碑」(1969年、主演・杉村春子、構成・松山善三)をもとにリメークされたものです。是枝裕和監督のもと、主演に綾瀬はるか、ナビゲーターに池上彰が出演し、日本テレビ系列の28局ネットで全国放送されました。
    ▽ 制作担当者から、「原爆の犠牲になった321人の二中生徒(当時)の遺族から1年かけて手記を集めた調査報道の先がけともいえる番組。被爆の実体験を語る人がいなくなり、記憶が風化していく中、被曝70年の節目に番組を制作することとなった。旧作を踏襲するだけではなく、新たな要素を加えて、平成の時代にふさわしい作品にすることを意図した。」との説明がありました。
    ▽ 委員からは、「被爆70年の節目に制作された番組の中で最も印象に残った番組であった。」
    「女優の綾瀬はるかが淡々と手記を読み上げるシンプルな作りで、大げさな演出がないぶん、
    かえって想像力をかき立てられ原爆の悲惨さがよく伝わってきた。」
    「前作では、女優の杉村春子の語りにインパクトのある番組だったが、今回の作品の語りは澄んだ声で心にしみてくる優しさがあった。また池上彰による新しい取材内容が加わり原爆投下前後の様子がよく伝わってきた。」「池上彰の取材部分によって、原爆資料館の中に記録された出来事が過去のことではなく、いま生きている自分たちにつながっているということを感じることができた。」「スタジオのセットや照明に工夫が凝らされていて大変良かった。女優の衣装もこの番組にふさわしかった。」などの評価がありました。
戻る