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広島テレビ 放送番組審議会

第462回 広島テレビ放送株式会社 放送番組審議会(報告)

開催日

2007年11月21日(水)

場所

広島テレビ12階役員会議室

出席委員

藤原 健蔵 委員長 以下8人

社側出席

後藤 文生 社長 以下8人

議事概要
  1. 広島テレビ開局45周年記念特別番組「道標なき旅の彼方に―求道の画家 平山郁夫―」を審議しました。
    ▽制作担当者から、今年4月に放送した「平成の平山郁夫」に続く2作品目になる。広島県立美術館で、11月2日から開催中の大回顧展「祈りの旅路」展に合わせて制作した。今回は、画業60年、喜寿を迎えてますます精力的に制作に取り組む平山郁夫さんの姿を、"旅"をキーワードに描いたもので、これまでの豊富な資料映像と、今年の新撮部分、トルコ、中国、フランスなど世界各国を廻って大作に取り組んでいる平山さんの姿を織り交ぜて構成した。また、番組ナビゲーターに女優の星野知子さんを起用して、アクセントをつけた。との説明がありました。
    ▽委員からは、広島テレビが長年蓄積した映像をふんだんに用い、平山画伯の作品への思いとか、人生観を分かりやすく表現していた。ナビゲーターの星野知子さんについては、語り口調、落ち着きがあって、非常に良い起用であった。音楽も映像とテーマにマッチしていたし、長野アナウンサーのナレーションも聞きやすかった。広島テレビ開局45周年にふさわしい、素晴らしい番組であったなど、全体的に好評の意見が多数でした。
【番組に対する主な意見】
  • 世界各地でのスケッチ取材、アトリエでの制作過程などが丁寧に紹介されており、平山さんの真摯な画業60年の取り組みが知ることができた。 
  • 平山さんの作品への思いとか、人生観が番組に凝縮されていて、もう一度美術館に行って確かめてみたくなった。 
  • ひたすら描くことによって、静かに平和を訴えてこられた平山さんの姿勢が、しっかりと伝わる内容であった。
  • 85分という長い番組だったが、豊富な内容が凝縮されており、平山さんを長年追ってきた広島テレビならではの出来ばえであった。
  • 絵のイメージに合わせて映像がつくられており、音楽も映像とテーマに良く合っていた。またナビゲーターの星野知子さんの語り口も良く、番組内容の理解に効果的であった。
  • 平山さんの多彩な画業が時系列とテーマ別によって巧みに構成され、それをCMでうまく区切っていた。しかし、それが一部不徹底なところがあり、また本編の映像と勘違いするようなCMの映像や、番組内容にふさわしくないCMがあったのは惜しまれた。
  • 平山さんは戦争と貧困を排除しない限り文化財の保存修復は成功しないと語り、「文化財赤十字」構想に並々ならぬ意気込みを示されていた。番組で、もう少し説得的に取り上げて欲しかった。
  • 全体として開局45周年記念にふさわしい番組であり、適切な時間帯に全国ネットで流してほしい内容である。
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