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広島テレビ 放送番組審議会

第461回 広島テレビ放送番組審議会(報告)

開催日
2007年10月17日(水)
場所
広島テレビ12階役員会議室
出席委員
藤原 健蔵 委員長 以下9人
社側出席
後藤 文生 社長 以下8人

議事概要

  1. NNNドキュメント'07「ピカがうつる 女性被爆者と空白の10年」を審議しました。
    ▽制作担当者から、被爆から62年目の今年、被爆者団体「広島県被団協」が行なったアンケートを元に、2人の女性被爆者の人生や、その偏見と差別に苦しんだ実体験の証言を通して、空白の10年がどんな時代で何をもたらしたのか、復興に向かった広島の影にあった差別や苦しみを描いた。との説明がありました。
    ▽委員からは、登場した3人の被爆者は、よく取材を受けられたと思う、とても良い番組で、多くの人に見てもらいたい。被爆者の証言を生々しく聞いたのは初めてだった。全国ネットで放送する意義のある番組であった。8月6日に何があったのか知らない若者が多い昨今、原爆の非人間性を訴えるこのような番組をこれからも継続して制作してほしい。などの評価が多かった。しかし一方で、深夜でなく、多くの人に見てもらえる時間に放送してほしかった。被爆者の証言の中に一部疑問に思われる発言があったが、そのまま放送したのはなぜか。被爆者を苦しめた偏見や差別はなぜ生まれたのか、当時の政治・社会状況から差別が生じる本質にも触れて欲しかった。などの意見もありました。
【番組に対する主な意見】
  • 証言した被爆者3人にはとても辛い経験だったのに、よく取材に応じられたと思う。
  • このような良い番組は多くの人に見てもらいたいが、深夜でなく、もっといい時間にできないものか。
    素晴らしい番組で、全国ネットで放送したのは意義があった。
    タイトルにある"空白の10年"の意味は最初分からなかったが、番組を見ているうちに事実を知って意味がわかった。
    被爆者の証言をそのまま聞くと、被爆2世に健康被害があるかのように受け取られる個所があったが、視聴者に誤解を与えないように制作段階で適切な処置をとる必要があったのでは……。
    歴史の記録だけでなく、被爆者の実態を知ることが大事で、このような番組を今後も続けて制作してほしい。
    広島の局である以上、今後も〝被爆〟を風化させないよう、原爆報道をしてほしい。
  • 周囲の心ない偏見や差別に苦しめられた事実はよく表現されていたが、そうした偏見や差別がなぜ生じたのか、被爆後10年の間、いや現在にもつづく偏見や差別の問題として、より本質的に深めて欲しかった。