3R 俳句・川柳募集キャンペーン

優秀作品の紹介

選と評:谷村秀格先生

「テレビ派」の人気コーナー、「俳句道場」のメイン出演者。句の「スケール感」や句の背後の「詩情の広がりや深さ」を重要視する『宇宙流俳句』のパイオニア。『宇宙流俳句会』主宰。1976年広島県東広島市安芸津町生まれ、同町在住。句歴26年。

3月の優秀作品

谷村先生の総評

半年以上にわたり五七五で3R(リデュース・リユース・リサイクル)の大切さを考えてきた「3R俳句川柳募集キャンペーン」も今回が最後の選考。
毎月多くの方から沢山作品をお寄せいただき、深く感謝を申し上げます。
今回で五七五の募集こそ終了しますが、モノや環境を大切にする思いを胸に、皆さんの普段の実践につなげていただければ嬉しく思います。
今後も3Rに積極的に取り組んでまいりましょう!

優秀作品

リデュース部門

マイ箸を 持つ手が地球 支えてる(ペンネーム「順風」さん 60歳)
「リデュース」はゴミを減らす・少なくすること。
作品は、「マイ箸を使おう」という単なる宣言ではなく、マイ箸を持つこの手が大きな青い地球を支えるんだという気概・心意気・精神の部分を詠みあげてくださっているところが胸をうちます。
こういうところに日ごろから3Rをしっかり実践くださっている作者の様子がありありと感じとれてくるようです。
順風さんはこの度「マイ箸」のことを詠んでくださってますが、エコバック・マイカップ、ひいてはリユース・リサイクルなどもしっかり実践下さっているのではないでしょうか。
われわれもこの小さな体・小さな手、この一つ一つの実践行動の積み重ねが大きな青い地球を支えているのだという意識をもって、日々を過ごしたいものです。
今後も日々の生活の中で「リデュース」を意識して過ごしましょう。

リユース部門

古民家に 再就職の 古い家具(ペンネーム「たぬき親父」さん 35歳)
「リユース」は、一度使ったものをごみにしないで何度も使うこと。
今回の「リユース」部門は、家具を詠んで下さった句を選びました。
作品は「大きな家具のリユース」を「再就職」になぞらえて詠んで下さったところがインパクトがありとてもユニーク。
「家具の笑顔」が見えてくるような詠み方がとても上手いですね。
自分の家に合わなくなった家具も、別の雰囲気の家では合う・求めておられるということもあります。
我々もリサイクルショップやネットなどの場を有効に活用して、リユースの機会を増やし、モノをいつまでも大事に使うようにしたいもの。
今後も日々の生活の中で「リユース」を意識して過ごしましょう。

リサイクル部門

知らぬ間に ゴミ分別が 脳トレに(ペンネーム「ぷーちゃん」さん 48歳)
「リサイクル」とは、使い終ったものを資源に戻し再利用すること。
作品は、最初は難しかった家庭のゴミの分別も、表やガイドブックと見比べながら実践していたら、いつしかクイズ感覚・「脳トレ」感覚(頭の体操)になっていたというもの。
作品は、「楽しみ」という気持ちを直接いわず、「脳トレ」という様子に託して詠んでくださったところが読者の想像力を刺激し上手いですね。
ゴミの分別が苦手な方も、ぷーちゃんさんのように、記憶力や判断力を高める「脳トレ」と思って実践していただければ、楽しい時間になってきそう。
「リサイクル」に分別作業はつきものですが、環境を大切にするという意識をもって、これからも楽しく実践してゆきましょう。

2月の優秀作品

谷村先生の総評

今回も沢山の個人の皆さんからのご応募、そして学校からの団体応募を賜り、深く感謝を申し上げます。
優秀作品3句は昨年9月からテレビコマーシャルで放送させていただいているわけですが、このところコマーシャルでの使用を意識されているのか、より瞬間的に理解できる作品が増えてきたように思います。
また私自身も着物で街に出ていると「3Rの俳句の先生!」とお声掛けいただくことも多く、みなさんの作品ともに「3R」が周知されてきていることを嬉しく実感しているところです。
今回の作品は、リデュース部門を除きやや概念的ですが、3Rへのあり方や方向性を良く示しているところが大変よく、選ばせていただきました。
やはり目先の行動自体も大事ですが、それをどういう思いや考えで行っているかということも、継続的な取り組みには大事なことでしょう。
これからも五七五で3Rを意識しながら、共に楽しく実践してゆきましょう。

優秀作品

リデュース部門

自宅用 過剰包装 お断り(ペンネーム「夢太郎」さん 72歳)
「リデュース」はゴミを減らす・少なくすること。
今回の「リデュース」部門は、こちらの禁止看板のようなインパクトある作品が目をひきました。
作品は、「この商品は自宅で使うものなので包み紙は不要ですよ。」というもの。
「お断り」とズバリ言い切ってくれたところが大変力強く、説得力があります。
最近ではエコの観点から、お中元やお歳暮などでも簡易包装でお贈りすることが多くなりました。
我々も実際の買い物現場で売り場の方に「包装紙は結構ですよ」と 直接言えるようにしたいもの。
マイバックなども積極的に併用し、簡易包装を心掛けたいですね。
このような皆さんの一言一言の声かけもリデュースに大切なことの一つです。
次回もぜひご応募ください。

リユース部門

すてないで 物にも命が あるからね(ペンネーム「ゆか」さん 10歳)
「リユース」は、一度使ったものをごみにしないで何度も使うこと。
今回の「リユース」部門は、リユースのあり方・考え方として、とても大事な発見をしてくれた作品を選びました。
作品は生物的な眼で物を見ているのではなく、心の眼で物を見、物に人間と同じような生命を感じているところが大変素晴らしいですね。
こういう作品は単なる比喩表現(命あるような)ではなく、詠まれてあるとおりのリアリティある言葉(命がある・詩的真実)としてとらえたいですね。
物を人間と同じ命あるものと捉えていれば、簡単に捨てたり壊したりできなくなるのはいうまでもありませんし、みなさんがこのような感覚で物に接すれば、リサイクルショップやネットのフリーマーケットなど、リユースの場がどれほど活性化するか想像に難くありません。
シンプルながら詩的真実を詠むことで我々が物とどう付き合えばいいのか大変分かりやすく示してくれた共感できる作品です。
次回もぜひご応募ください。

リサイクル部門

エコ活は 新元号へ 引き継がれ(ペンネーム「シャリベン太郎」さん 56歳)
「リサイクル」とは、使い終ったものを資源に戻し再利用すること。
「エコ活」は、エコロジー活動全般を指しているものと思われますが、この度は一般によく知られているリサイクル部門の作品として鑑賞しました。
作品は「時代が変わろうともエコの精神は引き継がれてゆく」というもの。
「新元号になる」というタイムリーなニュースを取り込み、過去・未来の長い時間軸をイメージさせることで「エコ活」の継続性・永続性をのびのび詠んでくれているところが大変分かりやすく、共鳴を覚えます。
特にリサイクル活動は地球資源にも直接的に関係すること。
このキャンペーンを通して灯った「リサイクルの灯・エコ活動の灯」をいつまでも消えぬように灯し続けてゆきたいですね。
次回もぜひご応募ください。

1月の優秀作品

谷村先生の総評

あけましておめでとうございます。
皆さまのご多幸をお祈り申し上げます。
昨年8月から始まった「3R俳句・川柳募集キャンペーン」も随分と周知いただき、今回も沢山の作品を賜りました。
心よりお礼を申し上げます。
今年も日本に住む人々にとって馴染み深い五七五のリズムを通して、3R(リデュース・リユース・リサイクル)を楽しく意識し、そして実践して頂ければ幸いです。
今年も皆さんからの沢山のご応募をお待ちしております。

優秀作品

リユース部門

母が着た 振袖を着て 成人式(ペンネーム「ニコニコ」さん 55歳)
「リユース」は、一度使ったものをごみにしないで何度も使つかうこと。
今回の「リユース」部門はこちらのタイムリーな「成人式(季語)」を詠んだ俳句的な作品が目をひきました。
作品は自分のかつての「成人式」を詠んだもの、あるいは「成人式」を迎える自分の娘さんの気持ちを詠んだものと解釈できます。
作品は「成人式」という感慨を代々の「着物」とともに感じているというところに「モノを大切に扱う心」がしみじみと感じとれてきて共感を覚えます。
よく「お古」といいますが、そもそも日本はモノを大切にする文化であり「着物」はその象徴。
「肩上げ・腰上げ」は、子どもが成人になるまで着続けるための工夫。
「居敷き当て」は、傷みやすいお尻の部分を補強し着物寿命を延ばす工夫。
その他、退色などをしても別の色に染め直す「染め直し」などの工夫もあります。
このように一枚の「着物」は大切に扱われ、この作品のように親から子へ、あるいは兄弟へと「譲られて」ゆきます。
一枚の「着物」とともに展開される永きにわたる慈しみの時間、伝えてられてゆく人の心が見えてくるようです。
われわれも今一度日本の文化を見直し、その根底に流れる「リユース」の心を大切にしてゆきたいものですね。
次回もぜひご応募ください。

リサイクル部門

廃棄より 再起させたい 資源ごみ(ペンネーム「てぬき親父」さん 66歳)
「リサイクル」とは、使い終ったものを資源に戻し再利用すること。
「資源ごみ」は、再資源化が可能なごみを総称する言葉で、主に缶・瓶・ペットボトル・紙類・電池・金属の塊などが挙げられます。
今回の「リサイクル」部門は、「リサイクル」への思いを「廃棄ではなく再起だ」と心にストレートに響くように熱く端的に標語的に詠んでくれた作品が目をひきました。
廃棄(haiki)」・「再起(saiki)」という「i音」の繰り返しのリズムが耳に心地よく、何度も口ずさみたくなるようなところも、皆さんへの啓発用の五七五として大変適しています。
「ごみ」はともすれば「廃棄」と思いがちになりますが、「再起の可能性はないか」と今一度「資源ごみ」の項目表をよく見てみることで、再資源化できるモノがあることに気づくかもしれません。
皆さまもせびこの口あたりのよいこの句を口ずさみつつ、今以上の「リサイクル・再資源化」にチャレンジしていただければ幸いです。
次回もぜひご応募ください。

12月の優秀作品

谷村先生の総評

今月も多くの作品を賜り感謝を申し上げます。
毎月各部門一作品、合計三句のみの選出になってしまうわけですが、ご応募いただいた作品はどれも本当にわかりやすく思いの伝わるものばかりでした。
選外となられた方も作品とともにその熱い思いで日々実践下さいまして、今回次回とまた五七五にチャレンジ頂ければ幸いです。
ぜひご家族や周りの皆さんにもご自身の作品をご披露いただき、3R(リデュース・リユース・リサイクル)を実践する「縁・輪」を楽しく広めていただければと思います。
また、このホームページをご覧下さっている俳句・川柳の経験がない方も、ご自身の3Rの実践例を、五七五のリズムに乗せ標語にするような感覚で気軽にチャレンジいただければと思います。
皆さんの「一句の力」が3R実践の花となります。
皆さんからのご応募お待ちしております。

優秀作品

リデュース部門

ゴミ減らし 青い地球で 深呼吸(ペンネーム「にじのいろ」さん 41歳)
「リデュース」は、ゴミを減らす・少なくすること。
今回はずばり「リデュース(ゴミを減らすこと)」を詠んだ作品を選ばせていただきました。
作品は「ゴミを減らすことで、青く美しい地球となり、気持ちよく生きることができる」というもの。
少々ありふれた発想にも聞こえますが、「深呼吸」がとてもよく効いていて、その爽やかさに共感を覚えます。
マイバック・マイカップ・マイ箸を使う、詰め替え容器を使う、簡易包装にする、耐久性の高い商品を選ぶ、レンタルやシェアを有効活用するなど、「リデュース」にもいろいろな実践行動がありますが、日常の小さな実践行動の積み重ねが「美しく気持ちのよい空気の中で生活できる地球環境につながる」と思えば、これほどのモチベーションはないでしょう。
我々もこの句の精神を感じつつ、「リデュース(ゴミの減量)」に努めてまいりましょう!
次回もぜひご応募ください。

リユース部門

手から手へ バザーに命 吹きこまれ(ペンネーム「アカエタカ」さん 67歳)
「リユース」は、一度使ったものをごみにしないで何度も使つかうこと。
「リユース」部門の作品には「お古」に関するものが圧倒的に大変多かったのですが、「バザー」についていきいきと詠んでくださったのが目をひきました。
不要となった品々をインターネットなどを通して譲り合うという機会も多いようですが、思いのこもった品などは「この人なら」としっかりと相手の目を見て確認して譲りたいというのも心情。
ぬくもりある「手から手へ」と思い出の品が大切に託されてゆくところにモノを愛するあたたかな心が感じとれますし、そんな人々の愛が織りなす「バザー」の場だからこそ、そこに「命が吹き込まれる」という大きな実感にも大変共感を覚えます。
我々も「バザー」など「リユース」の場を活用し、モノとともに3Rの心を託していきましょう!
次回もぜひご応募ください。

リサイクル部門

秋になり ちょっと太った コンポスト(ペンネーム「海猫」さん 66歳)
「リサイクル」とは、使い終ったものを資源に戻し再利用すること。
「コンポスト」とは庭などに置く「コンポスト容器」のことで、その中に家庭で出た生ごみや落葉などを入れ、菌や微生物の力で分解発酵させ堆肥を作るもの。
春夏頃から入れはじめた生ごみの堆肥化が進み、中身が増えてきた秋のコンポストの様子。
その喜びを「ちょっと太った」と詠んであるところが大変微笑ましくユニークで共感を覚えます。
例えば、ペットボトルが衣料にスチール缶が鋼鉄材に紙パックがトイレットペーパーになることは知られていますが、これらは業者によらなければ再資源化が難しい世界。
その点「コンポスト」は家庭でも気軽に再資源化に取り組め、「リサイクル」のプロセスや喜びを身近に実感出来ます。
皆さまもせび「コンポスト」にチャレンジいただき、その堆肥で花壇に花を咲かせ、そのモチベーションで3R全体の行動に花を咲かせてゆきましょう!
次回もぜひご応募ください。

11月の優秀作品

谷村先生の総評

10月は「3R推進月間」でした。読売新聞への掲載や、広島テレビ放送・テレビ派での3Rに関する企業取材など、みなさんに3R(リデュース・リユース・リサイクル)をより深く知っていただけるように働きかけたひと月でした。
その甲斐があってか、多くの作品を賜り、中でも東広島市の小学校などから団体応募もいただき、うれしい悲鳴でした。
今回の各部門優秀句には、皆さんの具体的な実践の参考となるようなよりわかりやすい作品を選ばせて頂きました。どうぞこの機会に個人・家庭・学校・地域・会社などの場で3Rを意識下さり日常実践し、俳句・川柳などのカタチにもしていただければと思います。
個人様はもちろん、学校や地域などの団体様からのご応募も引き続きお待ちしています。
みんなで活動を盛り上げていきましょう。

優秀作品

リデュース部門

買い物に でかける時は エコバック(ペンネーム「まーくんママ」さん 34歳)
「リデュース」は、ゴミを減らす・少なくすること。
「エコバック」は「マイバック」ともいわれ、買い物をするときのレジ袋の代わりの袋として使うもの。
マイボトル・マイカップ・マイ箸などと並んで、「リデュース」の実践として最もよく知られているものの一つでしょう。
「エコバック」は今では様々なデザインや素材があり、毎日の買い物のシーンを楽しくオシャレに彩ってくれています。
さらには、着ることのなくなったTシャツなどを「エコバック」に「リユース」して使用する人やそういう活動などもあるようで、まさに一石二鳥。
毎日大量に消費されるレジ袋が地球環境に及ぼす影響も大変なもの。
「エコバック」を忘れず持参し、楽しくオシャレにエコ活動を続けてゆきたいですね。
みんなが具体的な行動に移せる実践例を分かりやすく詠んでくださった明るい作品でした。
次回もぜひご応募ください。

リユース部門

姉の名が ついた自慢の ランドセル(ペンネーム「あすなろ」さん 60歳)
「リユース」は、一度使ったものをごみにしないで何度も使つかうこと。
お姉さんのランドセルのお古をうれしそうに使っている妹さんの様子が目に浮かびます。
このような句をいくつかいただきましたが、思うことはただ一つ。
3R の取り組みには「愛」が欠かせないということ。
大好きなお姉さんのものだから「自慢のランドセル」なんですね。
一代限りではなく思い出が引き継がれてゆく「ランドセル」とは、大変魅力的。
作者によりますと「兄弟・姉妹間での譲り合いだけでなく、学校・地域単位での譲渡会などもあれば」とのこと。
すでに一部ではそのような動きもあるようですが、まだ一般的はないですね。
このような動きが全国的にも広まるよう「リユース」の活動を広め進めてゆきたいですね。
「リユース」の世界に新たな可能性を感じた作品でした。
次回もぜひご応募ください。

リサイクル部門

リサイクル ぎゅうにゅうパック あらってる(ペンネーム「はる」さん 6歳)
「リサイクル」とは、使い終ったものを資源に戻し再利用すること。
家庭での実践でしょうか。リサイクルといえば「牛乳パックで再生紙」という位よく知られた事例ですが、実体験を端的に分かりやすく詠んでくれました。
「あらってる」というリアリティある表現がとてもよく効いていますね。
「リサイクルって何?ぎゅうにゅうパックがどうなるの?本当にトイレの紙になるの?」などと少し不思議そうに思いながら、家族の方と一緒に牛乳パックを洗っている作者の様子がありありと目に浮かんできます。
現在小学校1年生ということですが、3Rの取り組みも誰もが最初は1年生!
こういう身近な事例を通して、地球環境への「志」の扉を開いて、引き続き3Rにどんどん興味をもって取り組んでいただければ幸いです。
次回もぜひご応募ください。

10月の優秀作品

谷村先生の総評

「3R俳句・川柳募集キャンペーン」の選句も今回で2回目、今月も前月に劣らず沢山の句を賜り光栄でした。
毎月「リデュース・リユース・リサイクル」各部門一句ずつの優秀句を選ばせてもらうわけですが、どうも全体的に「リデュース」に関する作品が少ない傾向にあるようです。
「リデュース」とは、できるだけゴミの量を少なくすること。
例えば、無駄なものを買わない、ごみの量が少なくなるようモノや食べ物を買う、モノを大切に使う、食べ残しをしない、マイボトルやマイカップ・マイ箸を使う、などのことが当てはまります。
どうぞ、今一度「リデュース」を意識して生活下さいまして、「リデュース」に関する作品もお待ちしています。

優秀作品

リデュース部門

リデュースを 誓い合ってる 家族の輪(ペンネーム「京のみっちゃん」さん 74歳)
「リデュース」とは、減らすことでいわばゴミを減らす・少なくすること。
「みんなでゴミが出ないように意識しようね」と家族で話し合っている様子が目に浮かびます。
作者によりますと、家族が飲食店をはじめたのをきっかけにリデュースを意識するようになったとのこと。
仕入れから提供までの過程でのロスや余剰などを目の当たりにし、「これはもったいない」と意識・工夫されるようになったのでしょうか。
いずれにしても、一人ではなく「家族みんな」でというところが取り組みとして大変よいですね。
この「輪」が家族から地域、社会、世界へ向けて広がってゆくよう、お互いに声を掛け、実践しましょう。
次回もぜひご応募ください。

リユース部門

兄ちゃんの 服がぴったり 笑顔さく(ペンネーム「ミノミツル」さん 40歳)
「リユース」とは、一度使ったものをごみにしないで何度も使うことですね。
作者によりますと、去年はぶかぶかだった兄に服が、今年はぴったりで喜んでいる弟を見て詠んだということ。
いわゆる「お古・お下がり」について詠んだ作品ですが、家族の愛が感じとれてくるところが大変いいですね。
「憧れの大好きなお兄ちゃんの服がやっと着れるぞ」という弟の喜びや笑顔が、つぎつぎ開く花のイメージをともなって明るく感じとれ、共感を覚えます。
3Rの取り組みも一人より二人、二人より多数。
それをつないでゆけるのもお互いの信頼関係や愛情あってこそ。
家族仲良く愛情深く暮らしていることが、3Rの取り組みにとっても大事なのだなと感じさせてくれる一句です。
次回もぜひご応募ください。

リサイクル部門

いだかれる 再生衣料の ぬくもりに(ペンネーム「あるあるあ〜る」さん 64歳)
「リサイクル」とは、使い終ったものを資源に戻し再利用すること。
「再生衣料」とは、ペットボトルなどを再利用して作られた洋服のことを指しているのでしょう。
「あの硬質なイメージのペットボトルが、このようなあたたかな繊維に生まれ変わるとは」という驚き・リサイクル技術の進歩に対する感激が作品から感じとれてきます。
「再生衣料のぬくもりにいだかれる」でも意味は通じるのですが、575のリズムのバネを活かし、文章の前後を入れ替えた倒置法で「いだかれる再生衣料のぬくもりに」と読者をひきつける順序で詠んであるところが上手いですね。
青虫が蝶に変身するように、ペットボトルが素敵な洋服に変身する。
リサイクルはまさにメタモルフォーゼ(変容・変身)。
ただゴミを分別して出すだけでなく、現代の最新のリサイクル技術によって、モノがどうリサイクルされて再利用されているのか、ホームページなどで調べて知ってみることも、3Rの取り組みのモチベーションにつながるかもしれません。
次回もぜひご応募ください。

9月の優秀作品

谷村先生の総評

3R(リデュース・リユース・リサイクル)の啓発活動として、「3R俳句・川柳募集キャンペーン」がはじまりました。
今回は初回であるにもかかわらず大変多くの作品を賜りうれしい悲鳴でした。
皆様お忙しい中ご応募下さいましてありがとうございました。
みなさんの熱い思いや気持ちのこもった作品の中から優秀作品を選び出すのは大変な作業でした。
とても悩みましたが、優秀作品には啓発活動にふさわしいわかりやすくユニークなものを選ばせていただきました。
どの優秀作品も読んで「なるほど」と笑顔で納得して頂けるのものではないかと思います。
今後も多くの方に3Rについて知っていただき理解を深めていただくために、ご家族・友人方・地域単位・学校単位などでもお声がけいただき、日々の3Rの実践行動や思いを、気軽に五七五の作品にしてお寄せいただければ幸いです。
引き続き、お待ちしております。

優秀作品

リデュース部門

体重と ゴミ減量に 日々努め(ペンネーム「江戸川散歩」さん 66歳)
「リデュース」とは、減らすことで、いわばゴミを減らす・少なくすること。
ご自身の体重の減量に努める様子と、家庭での「ゴミ減量」に努める様子を重ね合わせて詠んだところが面白いですね。
たしかに何かに取り組むにも健康が第一ですよね!
体重の減量もかねて、スーパーにエコバックを持って、「歩いて」買い物に行く様子が目に浮かびます。
是非ご自身の健康にも留意され、「リデュース」活動にもますます積極的に取り組んでいただければと願います。
次回もぜひご応募ください。

リユース部門

粗大ごみ まだ現役と 泣いている(ペンネーム「ワンダフル」さん 60歳)
「リユース」とは、一度使ったものをごみにしないで何度も使つかうことですね。
粗大ごみ置き場に置かれた椅子や家具、まだまだ使えると思うものを見かけることがあります。
作者はその「粗大ゴミ」が「僕はまだ使えるよ。使ってよ。」と、「泣いている」と感じているのです。
「粗大ゴミ」に耳を傾け、その気持ちを代弁するかのような詠み方がとても胸を打ち、考えさせられますね。
このように詠めるのも作者が普段から3Rやリユースを意識し、モノを大切にしているからに違いありません。
「粗大ゴミ」を置かれた方にも何かしらの事情があるのでしょうが、「リユース」を知っていれば、リサイクルショップやフリーマーケットを利用したり、友人に譲ったりするなどと、違った結果になっていたのかもしれませんね。
【「リユース」により、燃やしたり埋めたりするゴミの量を減らすことができる】
どなたにも知っていただきたい言葉です。
次回もぜひご応募ください。

リサイクル部門

どれがごみ? ぜんぶちきゅうの たからもの(ペンネーム「ももとと」さん 29歳)
「リサイクル」とは、使い終ったものを資源に戻し再利用すること。
3Rの中でも最も知られている「R」ではないでしょうか。
作品ですが、よくみれば全部ひらかなで書かれてますね。なぜでしょうか。
作者ももととさんのメッセージを抜粋し紹介します。
「2歳になった娘が居ます。まだ環境問題など難しくて理解出来ませんが、これからの地球環境・地球資源を考えていかなければならない娘にも伝わるように、出来る限りわかりやすい言葉で思いを詠んでみました。」
なるほど、そういうことだったんですね。
この3R俳句・川柳募集キャンペーンを、家族で3Rを考えるよい機会にしていただいたようで、選者としてうれしく思います。
作品ですが、ひらがなも親しみやすいのですが、「ぜんぶちきゅうのたからもの」というという表現がとてもいいですね。
「リサイクル」はともすれば、分別作業など家庭での現実作業のことばかりに心を奪われてしまいがちですが、大事なのはその理念・理想・ココロ・考え方!
それを小さいお子さんにもよくわかる表現で、そして端的に象徴的に詠んであるところが大変上手い!
五七五のなじみあるリズムにもよく合っていて、全国の小さなお子さんにも口ずさんでいただきたい作品になっています。
家族仲良く暮らせるのも、豊かで美しい地球環境があってこそ。
初回の優秀作品にふさわしい一句といえるでしょう。
次回もぜひご応募ください。

ひろしま地球環境フォーラム

この3Rの啓発活動は、「ひろしま地球環境フォーラム」が行っています。ひろしま地球環境フォーラムは、広島県の県民、団体、事業者、行政が相互に連携・協働しながら、環境にやさしい地域づくりを進める環境保全推進組織です。